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> 大いに精神的な美しい栄養を摂取して 2020/10/22(木)
大いに精神的な美しい栄養を摂取して
お知らせ
いつも言うことだが、陶工となって名品を作り、世に名を成さんと考えるほどの人は、絵を描かせても、一かどの画家として、その道に通るくらいの者でなければならんはずであるが、それが従来は美術に関心はあるが、絵描きたるには力が足らず、瀬戸物造りにでもなればという当てずっぽうで土いじりを始めた者が多いようだ。これであっては、土台問題にならないものが出来るわけである。画家に比べて、陶工連中の方はどうも氏素姓のタネが悪いらしい。祖先からの職人級ばかりが多いとのことである。こんなことでは良い陶器が出来るはずはない。一流の画家になれるほどの者が好き心で陶器の世界に入り、一道楽やってみようと来なければ期待は持てない。
例えば木米のようにである。タネの悪い現代の職人風情ばかりでは、芸術的名品はいつになっても生まれないであろう。今の陶工たちも、大いに精神的な美しい栄養を摂取して職人の域から脱皮することがなければ、ウソの生活に徒労を重ねるばかりである。官展に於ても、工芸美術なんて二流美術の名称を授けられ、軽蔑を受けながら多としているなどは、全く駄人という奴である。
例えば木米のようにである。タネの悪い現代の職人風情ばかりでは、芸術的名品はいつになっても生まれないであろう。今の陶工たちも、大いに精神的な美しい栄養を摂取して職人の域から脱皮することがなければ、ウソの生活に徒労を重ねるばかりである。官展に於ても、工芸美術なんて二流美術の名称を授けられ、軽蔑を受けながら多としているなどは、全く駄人という奴である。